【書評】借金2000万円を抱えた僕に…。ポジティブ思考になる方法と習慣を会得
今回は小池浩さんの借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせを記載します。
本のあらすじ
借金2000万円を抱えてしまい、やることなすことが全て裏目に出ていたある日のこと、宇宙さんという得体のしれないモノが現れてドSな要求をしてきました。
それを実行していくうちに借金2000万円は返済できて、最高のパートナーにも出会えて、私の人生が360度変わったという実体験を綴った本です。
人生を良い方向に進めるためには普段私たちが口にしている発言がとても大事で、そのちょっとした習慣を改めることで人生が変わってしまったというドキュメンタリーな成功体験です
本を読んでの所感
最初に目を通した時は「世に多々ある引き寄せの法則の本と同じなのかな」と思いましたが、さらに奥が深かったです。
世に多々ある引き寄せの法則の本は、法則は教えてくれますが体験談や効果までは教えてくれないのでどう実行すればいいかは教えてくれません。
この本は、絶体絶命の状況から信じられないほどの逆転劇の体験談を忠実に伝えているのでとても分かりやすいです。
また、実行する内容もちょっとした意識でできるものばかりでした。
例えば、
- 「ありがとう」を2万5000回言う
- 起きてほしいことはすべては過去形で言う
など簡単なことばかりで、私にも実行出来るなと思いました。
自分はどう成長できたか
本に書いてある通り、毎日「ありがとう」を言うように意識したところ、今まで以上に「ありがとう」という言葉が自然に言えるようになったと感じました。
むしろ「ありがとう」を言わないと気が済まない性格になりました。
今までは道を譲っていただいた時に「すいません」と言っていたのが、「ありがとう」と言えるようになるほど定着してきました。
さらに、起きてほしいことを過去形で言うように意識をし、実際にいくつかが叶いました。
「甲子園に行った」と言っていたら、実際に母校が甲子園出場を果たし、甲子園に応援をしに行くなど、まさかという出来事が起きています。
まだ、叶っていないのはこれから叶うのでしょうが、とにかく生きていてワクワクするような気分でいられるので、以前よりはポジティブな自分になりました。
【書評】考えない練習。ネガティブ思考からの脱却
今回は小池龍之介さんの考えない練習について記載します。
本のあらすじ
思考法について多くの書籍がある中、特に私がオススメするのが小池龍之介さんの考えない練習です。
人は考えることに多くのエネルギーを使います。
考え過ぎることで他のことに気が回らず、集中力が低下してしまいます。また、考え過ぎることの中には無駄なことが多く存在しているそうです。
まずそのことに気付き、考えないことの大切さを知ることができます。
本を読んでの所感
例えば聞くについて。身の回りにあふれる色々な音、それを単に音として聞く。
話し声、ノイズと色付けして「うるさいな!」と心が余計に反応してしまわないようにする練習が必要です。
同様に見る、食べる、話すなどに対してもニュートラルにとらえることで考えない練習をします。
今まで自分が気づかなかったことばかりが記載されています。
自分の身の回りに起こることは単なる現象なのに、自分が勝手に心で色付けして考えてしまっていたのです。
また、物事についてよく考えることは良いことだと思っていました。
そういった自分の考え方もガラリと変わりました。ただ本当に全く何も考えないのではなく、あえて考えないという考え方をとるというところが大切だと思いました。
自分はどう成長できたか
物事は全て単なる現象としてありのままにとらえることで、余計なストレスがかからないことが分かりました。
また、万が一何か悩み事があって負のスパイラルに陥ってしまっても「あ!また私は余計なこと考えてる!」と単なる事実としてとらえることが出来ます。
時にマイナス思考で自分に嫌悪感を抱いていた時もありましたが、徐々にその回数も少なくなってきました。
また、この考えない練習は自分だけではなく、他の人に対しても同様に使うことができ、対人関係においても余計なことを考えないで済むので、心の負担も軽くなりました。
【書評】考える力が身に付く ロジカルシンキング。伝える力が身に付く一冊!
今回は山崎紅さんの小学生からはじめる考える力が身につくロジカルシンキングについて記載します。
本のあらすじ
学校教育の現場でも、知識を詰め込む教育から自分で考える力を身に付ける教育へと変わろうとしています。
そんな考える力を身に付けるためにお薦めの一冊が、日経BP社出版、「小学生からはじめる考える力がみにつくロジカルシンキング」です。
著者の山崎紅(やまざきあかし)さんは富士ゼロックス株式会社、人材開発戦略グループ長をされていて社外的には人材開発コンサルタントとして活躍されています。
この本は、考える力をつけて頭が良くなるための考え方の基本の型について書かれています。
色々な角度から考えるでは、物事の表面だけを見ずに一つの考えに(固定概念)にとらわれないという考え型を学びます。
その他には三段論法、帰納法などの考え型も学びます。
基本的には小学生のお子さんと親子でロジカルシンキングを学ぶという感じで書かれています。
その分大人にもとても理解しやすい本です。
本書の後半ではロジカルシンキングで大切なもれなくダブりなく=MECEという考え方や、ロジックツリーについても書かれているので大人でも十分読み応えのある本になっています。
本を読んでの所感
この本を読んで、頭が良いという事はどういうことなのか?それが具体的に分かるところが良かったです。
では、頭が良いとはどういうことなのか?
頭が良いというのはインプットされた知識を沢山もっていることではないのです。
頭が良い=頭の中から出てくる答えやアイデアが良いという事=アウトプットの良さなんですね。
でも人間何もインプットしていない頭からはアウトプットは出来ません。アウトプットの前にはまずインプットがあるのです。
つまり、インプットをよくすれば自然にアウトプットも良くなる、それが頭が良いということになるのです。
インプットをよくするために私はこの本に書かれている、MECE(もれなくダブりなく)という情報の整理方法を実践してみました。
「人間」をもれなくダブりなく分類するなら「男と女」「未成年と成年」「日本人と外国人」という風に分類できます。
ごちゃごちゃした情報をスッキリ分類することでインプットも楽になります。
自分のアタマの中がスッキリして今まで見えなかったものが見えてくる、そんな感覚をつかむ事が出来ました。
自分はどう成長できたか
ロジカルシンキングという考え方の型を身に付けることによって、今までよりも理路整然と考えらえれるようになりました。
しかし、ロジカルシンキングで最も大切なことは、筋道を立てて考えることと同じくらいに、相手の気持ちをよく考えて相手の話をよく聞くことだと著者の山崎紅さんは言っています。
ロジカルシンキングというとガチガチに理詰めで説明し、相手が反論出来ないくらい完璧に論破する!といったイメージが私の中でありました。
しかしそれでは自分の意見を押し通す理屈っぽい人になってしまうのです。
自分の意見とは違う他の人の意見をよく聞くことこそ大切です。
なぜならば正しい答えは一つではないからです。あなたの考え方も正しいし、相手の考え方も正しい時もあるのです。
さらには世の中には正解のない問いもあります。それでも色々な方法で考えることによって少しでも前進することが出来ます。
人生の中で何かとても大切なことをロジカルシンキングの本から教えてもらいました。
【書評】14歳からのマーケティング。マーケの勉強を始めたい方の入門書にオススメ
今回は中野明さんの14歳からのマーケティングについて記載いたします。
本のあらすじ
この本では、マーケティングについて知りたい中学生に大学院生が講義を行うという対話形式で展開されるビジネス書です。
「14歳からの」とタイトルにあるとおり、中学生にもわかるような実例を使って、マーケティングの仕組みを順に解説しています。
「近所のパン屋さんの価格設定について」や「スーパーのほうが安いのになぜコンビニで買うのか?」など、身近でイメージしやすいテーマで構成されています。
またマーケティングの仕組みに限らず、今後の課題についても考察されています。
本を読んでの所感
「14歳からの~」などと書かれているので、一見するとあまり本格的な内容は期待できなさそうに見えます。
しかし、中学生どころか大学生や社会人でも参考になりそうな、マーケティングの初歩の初歩をきっちり解説しているので、一冊読めばマーケティングの基礎知識が身に付きます。
むしろ難しい入門書を買う前に、一度軽く読んでみる気持ちで望めるので、最後までリタイアせずに読み切ることができました。
また、実例も身の回りのコンビニや学習塾の経営戦略について扱っており、マーケティングでは何に重視すればよいのか、どのような改善点を探し出せばよいのか、登場人物たちと一緒になって考えていきます。
マーケティングの流れを語呂合わせで覚えるなど、楽しい工夫もされていて、マーケティングを重く考えずに学べるおすすめの本です!
自分はどう成長できたか
マーケティングに堅苦しいイメージを抱いていましたが、「比較的簡単そうなものから読んでみようか」とこの本を手に取りました。
今までマーケティングと言われても何をすることなのかわからなかった私でも、その一連の流れを整理して理解することができ、効果的な売り上げアップの手段をイメージできるようになりました。
また、内容が物語調で読みやすいので、何度か読み返しているうちに、マーケティングの手順が身についていくのがよくわかります。
この先もマーケティングの勉強のために本を読むつもりですが、この本でベースができているので、専門用語や難しい説明もしっかり理解できる自信が付きました。
本当に初心者の状態から、一歩踏み出せたような気がします。
【書評】思考の整理学。忘れることで創造力が養われる
今回は外山滋比古さんの思考の整理学について記載します。
本のあらすじ
この本は数年前に話題になりました。
文章を読む場合、言葉の意味を1つ1つバラバラに理解するのではなく、文章全体の意味を1つにまとめて理解することが大事になります。
そのためには、たくさんの知識を頭につめこむのではなく、必要に応じて忘れるべきものは忘れ、頭のなかを常に整理しておかなくてはなりません。
そうすることで、新しいものを生み出す創造力が養われるのです。
要するに、ものごとは暗記するのではなく考えるべきだということでしょう。
本を読んでの所感
私にとってこの本の内容は、とくに驚くべきものではありませんでした。
個人的には以前から、目標や目的を達成するのになんでもかんでも知っておく必要はないと思っていたからです。
例えば、なにか新しいことを学ぶ場合、常にメモを取っていないと「学ぶ姿勢がないのか!」や「学ぶ意欲が足りないぞ!」と言われがちです。
しかし、自分がすでに知っているものや知る必要のないものについては、「なぜメモを取らなければいけないのだろう」と疑問に思ったことが何度もあります(相手に気を使って、メモを取るフリはしていましたが...)
そんな私の気持ちを著者が代弁してくれているのが、この本を気に入っている理由の1つです。また「必要がない」「重要ではない」という代わりに、「忘れる」という切り口で語っているところに新鮮さを感じました。
自分はどう成長できたか
私はこの本から、頭のなかを整理していく上で「忘れる」という新たな切り口を与えてもらいました。
「必要がない」とはちがい「忘れる」というのは、心の働きの一つです。
心のはたらきは脳のはたらきに関係しています。
このことがきっかけで私は脳科学について学びたいと考えるようになりました。
脳における情報処理は、その80パーセントぐらいを視覚に頼っているといいます。
したがって視覚的イメージを使えば、記憶を保持しやすくなります。
しかもそのイメージがワンシーンであれば、なおさらよいでしょう。
そのためには、余計なイメージを「忘れる」ことが重要になります。
この本は「必要がない」という私の信念に、科学的根拠を与えてくれたと思っています。
【書評】絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます。経営者の判断を磨く
今回は石川明さんの絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えますについて記載します。
本のあらすじ
経営者なら誰もが悩む「値上げ」に関する前向きな考え方や具体例が書かれてあります。
「値上げするとお客さんが減って余計に儲けも減るんじゃないか?」と思ってしまう読者の不安を解消してくれます。
4,500社以上の企業で実現させた値上げ術を元に、「値上げは正しい企業努力」と言い切る著者の語りは痛快です。
- 値段を上げる
- 客層を変える
- 情報を加える
- 経営を回す
この4ステップで、薄利多売の会社から、高くても儲かる会社へと変わることができます。
本を読んでの所感
経営の悩みが晴れて良かったです。
私はレンタルスペースを運営していたのですが、客数の割に金銭的に苦しい状況が続いていました。
当時の私は良い物を安く提供したいという想いが強く、お客さんからお金を頂くことに抵抗すらあったのですが、時々読んでいるメールマガジンに値下げができるのは大企業だけ。中小企業は値上げ1択!の文字い心打たれたのです。
それを機に値上げについて調べ、そして本書と出会いました。本を読む前も読み始めも「本当に値上げして大丈夫なのか?」という不安がありました。
それでもこのまま薄利多売を続けていても未来はないという焦燥感と、本書にも私と同じ不安を持っていた方ばかりだったことが書かれてあったことへの安心感から、これだけの人が変われたのなら自分も変われるかも?と思えたのです。
事例も豊富で、この話のここは参考になりそうあるいはこれを自分でも実践してみようと気持ちが高ぶりました。
いきなり大きな値上げには私も抵抗がありましたが、まずは小さくても実際にやってみることが大切という著者の言葉を信じてみようと思えたし、実際に信じてやってみて本当に良かったと思っています。
自分はどう成長できたか
私個人の成長、会社としての成長、どちらも体感しました。
最初は私も「値上げのせいでお客さんが減るんじゃないか?」という不安があったので、値上げをするのに少なくとも1か月は悩みました。
ですが、何もしなければ薄利多売な現状から何も変化しないため、勇気を振り絞って、まずは本書の通りに「えいや!」と、ただただ値上げしてみるを実践しました。
すると、客数の減少はありながらも、それを上回るだけの売上と利益が実現し、儲けることができたのです。
そうなると、2回目・3回目の値上げも早く実践したいという気持ちになりました。
そして、いざ実行してみると、またかまたかと儲けることができたのです。
私が本書で知識を獲得し、勇気を出して挑戦したことで精神力も磨かれ、それによって成功体験を得て、自信も身に付きました。
会社としても、売上や利益が増加したことで、金銭的にはもちろん、時間的にも精神的にも余裕が生まれ、そのおかげで環境整備や設備投資で顧客還元できるようにもなり、常連の方を中心に喜んで頂くことができました。
ビジネス書でありがちな、「読んで終わり」ではなく、繰り返し実践してこそ価値を得られる、経営に行き詰まっていた私には救いの書でした。
値上げは正しい企業努力という著者の主張はその通りだなと実感することができる、経営者必読の1冊です。
【書評】一瞬の判断力。ピンチをチャンスに変える53の法則
今回は赤星憲弘さんの一瞬の判断力について記載します。
本のあらすじ
宝島社から発売された、赤星憲弘さんの本です。
元阪神タイガース外野手で盗塁王を数多くとった球界を代表するスピードスターです。
現在は野球解説者として、活躍されています。
この本は赤星選手のプロ野球に入る前の不安や活躍している中での努力、自分なりの工夫を他の選手の実名も出して赤裸々につづった経験談です。
阪神ファン、赤星ファンはもちろん、私は野球以外でも十分に使えるビジネス書として活用しています。
本を読んでの所感
サブタイトルは、ピンチをチャンスに変える53の法則です。
本は全体に第6章全53項目に分かれていて、読みたいテーマからの読みやすい感じになってます。
自身の選手時代の経験や監督、コーチや先輩、同僚の言葉など、本を読んでいるうちに私は思いました。
阪神タイガースの次期監督は赤星憲弘がした方が面白いと。
彼は試合中の事故で引退し、その怪我のせいで未だに現場復帰さえできないでいます。
でも彼には指導者として十分な素質があると、リスペクトします。
本を読んだだけの素人判断ですが、私はこの本で成長できたのですから、勝手ながら赤星の生徒です。
阪神ファンもあって、実名で選手の事も書いてありますので、何か身近に感じる選手も見えて嬉しいです。
自分はどう成長できたか
いつも行き当たりばったりの私は「いい練習」よりも「いい準備」という項目を読んで、仕事の取り組み方が変わりました。
忙しく短納期の仕事では、とりあえず目の前の仕事をやっていましたが、優先順位を頭に入れて仕事前のちょっとした必要な準備をすることで全体が見えるようになりました。
いい準備をして取り組めば忙しくても、気持ちに余裕が生まれます。
「何時間やった!」はやめようという項目も私に当てはまる項目でした。
長い時間勉強しても何も覚えてなければただの時間つぶしで、時間を無駄に過ごしただけです。
それなら、確実に1つだけを覚えた方がいいという事で、私はそれ以降、仕事でもピンポイントで覚えるテーマを決めて取り組むようにしています。
覚える項目を絞ることで、より忘れない覚え方が出来るようになりました。