【書評】考えない練習。ネガティブ思考からの脱却
今回は小池龍之介さんの考えない練習について記載します。
本のあらすじ
思考法について多くの書籍がある中、特に私がオススメするのが小池龍之介さんの考えない練習です。
人は考えることに多くのエネルギーを使います。
考え過ぎることで他のことに気が回らず、集中力が低下してしまいます。また、考え過ぎることの中には無駄なことが多く存在しているそうです。
まずそのことに気付き、考えないことの大切さを知ることができます。
本を読んでの所感
例えば聞くについて。身の回りにあふれる色々な音、それを単に音として聞く。
話し声、ノイズと色付けして「うるさいな!」と心が余計に反応してしまわないようにする練習が必要です。
同様に見る、食べる、話すなどに対してもニュートラルにとらえることで考えない練習をします。
今まで自分が気づかなかったことばかりが記載されています。
自分の身の回りに起こることは単なる現象なのに、自分が勝手に心で色付けして考えてしまっていたのです。
また、物事についてよく考えることは良いことだと思っていました。
そういった自分の考え方もガラリと変わりました。ただ本当に全く何も考えないのではなく、あえて考えないという考え方をとるというところが大切だと思いました。
自分はどう成長できたか
物事は全て単なる現象としてありのままにとらえることで、余計なストレスがかからないことが分かりました。
また、万が一何か悩み事があって負のスパイラルに陥ってしまっても「あ!また私は余計なこと考えてる!」と単なる事実としてとらえることが出来ます。
時にマイナス思考で自分に嫌悪感を抱いていた時もありましたが、徐々にその回数も少なくなってきました。
また、この考えない練習は自分だけではなく、他の人に対しても同様に使うことができ、対人関係においても余計なことを考えないで済むので、心の負担も軽くなりました。