【書評】14歳からのマーケティング。マーケの勉強を始めたい方の入門書にオススメ
今回は中野明さんの14歳からのマーケティングについて記載いたします。
本のあらすじ
この本では、マーケティングについて知りたい中学生に大学院生が講義を行うという対話形式で展開されるビジネス書です。
「14歳からの」とタイトルにあるとおり、中学生にもわかるような実例を使って、マーケティングの仕組みを順に解説しています。
「近所のパン屋さんの価格設定について」や「スーパーのほうが安いのになぜコンビニで買うのか?」など、身近でイメージしやすいテーマで構成されています。
またマーケティングの仕組みに限らず、今後の課題についても考察されています。
本を読んでの所感
「14歳からの~」などと書かれているので、一見するとあまり本格的な内容は期待できなさそうに見えます。
しかし、中学生どころか大学生や社会人でも参考になりそうな、マーケティングの初歩の初歩をきっちり解説しているので、一冊読めばマーケティングの基礎知識が身に付きます。
むしろ難しい入門書を買う前に、一度軽く読んでみる気持ちで望めるので、最後までリタイアせずに読み切ることができました。
また、実例も身の回りのコンビニや学習塾の経営戦略について扱っており、マーケティングでは何に重視すればよいのか、どのような改善点を探し出せばよいのか、登場人物たちと一緒になって考えていきます。
マーケティングの流れを語呂合わせで覚えるなど、楽しい工夫もされていて、マーケティングを重く考えずに学べるおすすめの本です!
自分はどう成長できたか
マーケティングに堅苦しいイメージを抱いていましたが、「比較的簡単そうなものから読んでみようか」とこの本を手に取りました。
今までマーケティングと言われても何をすることなのかわからなかった私でも、その一連の流れを整理して理解することができ、効果的な売り上げアップの手段をイメージできるようになりました。
また、内容が物語調で読みやすいので、何度か読み返しているうちに、マーケティングの手順が身についていくのがよくわかります。
この先もマーケティングの勉強のために本を読むつもりですが、この本でベースができているので、専門用語や難しい説明もしっかり理解できる自信が付きました。
本当に初心者の状態から、一歩踏み出せたような気がします。