ビジネス本書評ブログ−人生は読書量で決まる

ビジネス本の書評をブログに書いています。全記事「本のあらすじ」「本を読んでの所感」「自分はどう成長できたか」の3部構成で記載しているのが特徴です。

【書評】嫌われる勇気。人間関係を見直し、より生きやすくなる方法を学ぶ本。

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今回は嫌われる勇気について記載します。

 

 

本のあらすじ

自分に自信がなく悩みが多くある若者が、哲学者と互いに面と向かって対話しながら人間関係にとらわれずに人生を過ごしていく方法をアドラー心理学から学んでいきます。

 

普段人が当たり前に思っていること、人に良く思われたいや嫌われたくないなどの、人間の根本にある思いを哲学者はことごとく否定していき、それに対して異議を唱えながらも、若者はしだいに自分の悩みのタネの元となっている、人間関係のありかたを見直して人生を見つめ直していきます。

 

本を読んでの所感

この本の一番の目的となるアドラー心理学を、哲学者と若者との対話を通して学ぶことができるので、より分かりやすく学ぶことができたと思います。

 

すべての悩みは人間関係にある」というように、現代社会に生きている人の悩みはもとをたどれば、人間関係に行きつきます。ただ、人間関係を複雑に考えすぎて悩みが生まれるというパターンもかなり多いです。

 

悩みを生み出さない、悩まない、他人と比較して自分を見ないなどと、今を生きる人すべてに必要になってくる考え方をこの本は教えてくれます。

人は人、自分は自分。より良く生きていくために、周りの目を気にせずに自分らしく生きていこうと、考えさせられる本です。うまくいかない時に、頭をリセットさせられると思います。

 

 

 

自分はどう成長できたか

この本を読んで、自分は周りの目を気にしすぎていることに気がつきました。

人からこう見られたい、嫌われたくない、周りから認められたいと、自分のための人生ではなく他人のための人生を生きていたように思います。

 

この本の主題となっている「嫌われる勇気」は、自分が今一番持っていないものです。

人から嫌われたくないと思っていても、全員から好かれることはほぼないことであり、嫌われても自分にマイナスに響くことはほぼないということを学ぶことが出来ました。

 

また、今を生きているつもりでも、過去や未来に縛られている自分にも、気がつきました。過去に起こってしまったことや、まだ起きてもない未来のことを考えても、自分の首を絞めてしまうだけです。もっと「今」を見て生きていこうと思います。