【書評】モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには。楽しみながら仕事をする方法
今回は本田直之さん、四角大輔さんのモバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるにはについて記載します。
本のあらすじ
現在、本田氏は日本とハワイ、四角氏は日本とニュージーランドを拠点に、仕事をしています。
2国間での活躍を実現させたのは、iPhoneなどに代表されるモバイルツール。
2人とも元々は会社員でした。そんな2人が、どんなプロセスを経て、どんな準備をしながら今の生活を可能にしたかを、2人分の人生の道のりを例にして解説された1冊。
どうしたら、自分の好きなことを仕事にしていけるか?
それとのモバイルツールとの関わり、そして、「旅するように働き、生きる」ことの素敵さを説いた1冊でもあります。今までの会社勤めのスタイルとはまた違った、収入の得かたを、2人の最近の仕事のスタイルを例に、自由に働くスタイルを提唱しています。
本を読んでの所感
努力や個人のオリジナリティを試されるのは重々承知で、興味津々に楽しみながら読んでしまいました。
お二人の、ハワイやニュージーランドでの働き方が紹介されていたくだりでは、自分も異国に楽しく住んでいるかのような、ワクワクした思いでページをめくっていました。
この本はたまたま、世界を股にかける前提で書かれた本なのですが、日本国内でも広く活躍したい人や、または自分が手掛けるジャンルを広く多く仕事がしたい人にも勇気を与えてくれる1冊になると思います。
実は国は関係ないのかもしれません。
自分が本当はいやだと思う仕事に就いているのなら考え直して、なるべく自分が好きだと思えることやライフスタイルを大切に仕事を考えた方が、人生は楽しいのでは?みたいな趣旨には元気をもらいました。
本田さんや四角さんのスタイルはなかなか真似できるものではないですが、働くということに自由を掛け合わせた発想で将来について考える時、明るい未来の姿すら浮かびました。
確かに、人生は生きてみれば思ったより短いものに感じるものでしょう。そして、会社に勤めれば1日あたりの拘束時間も大抵長い。だったら、楽しんで働いて生き続けた方が得ですよね。
自分はどう成長できたか
働くということについては、今まで、給料=我慢料というイメージが強かったです。
どんなことにも我慢強くなければ、社会人や勤め人としては失格なのではないか、という思いに長いこと苛まれ、それで自分を追い込んでいたことが長期間続いていました。
お金をもらう以上、ある程度は働く間の我慢はしないといけませんが、この本を読んで、我慢の度合いを減らしていく、そして、楽しみながら仕事をしていけるように仕向けていきたい、と思うようになりました。
その、楽しみながら仕事をして豊かな人生を生きる知恵が書いてあるのがこの本なのです。
私は、生活の行動半径はとても狭いです。
しかし、「とても狭い」なりに、少しずつやってみたい形態の仕事、理想の働き方や人生を模索していきながら、少しずつ行動半径を広げていきたいと思います。まず、最近では「心の行動半径」が少しだけ広がったような気がします。
そういう暮らしなりに、本やインターネットを通じて、色んな地域の種類豊富な情報を得てこれからの自分の糧にしたいと思います。人生はたった一度きりだから、仕事さえも楽しむ方向に仕向けられる人間になりたいです。