【書評】小さな習慣。1日2ページ本を読むことから始める
今回は小さな習慣について記載します。
本のあらすじ
この本は作者がどうしても運動をする習慣や、文章を書く習慣を作れずに悩みぬいた末に開発した習慣を定着させる方法を記した本です。従来の方法であるモチベーションに頼ることではなく、意志の力に頼り、小さな一歩を踏み出す方法をこの本では推奨しています。
例えば「毎日ジムに行って体を鍛える」や「一日1冊本を読む」など、大きな目標を掲げるのではなく、誰でも簡単にできる「毎日腕立て一回」や「毎日本を2ページ読む」など小さな習慣から発展させることができると書いています。
「小さすぎる習慣」こそがここで書かれている味噌となります。
習慣を定着させるためにはどのように脳を働かせればよいか、脳のメカニズムの話、小さな習慣を定着させるコツ、8ステップなどをよりかみ砕いた方法論が記されています。
本を読んでの所感
社会人になってから、駄目だとわかっているのにやってしまうことや、やった方が良いとわかっているけど出来ないことがたくさんあると悩んでいる人が多いと思います。
私もその一人でした。しかし、この本を読んでからは良い習慣を身に着けるためには小さな習慣から始めて、自己承認を繰り返すことによって、勝ち癖を付けられると分かりました。
脳には繰り返し同じことをすることが大好きという特性があります。
この脳の特性を活用することによって人は良くもなりますし、悪くもなります。
小さな習慣はこの特性を生かして人生を好転させるための方法が書かれているので、まさに画期的です。
特にダイエットをしたい人や、体を鍛えたい方、本を読みたい方、人生を良くしたい方は、目標に直結するような小さい習慣から始めたら、自信がつくと思います。
確実に行い、自分に自信を植え付けることによって成功体験を積み重ねていくとどんどん自己実現できる人間へと成長できます。
自分に対して小さな習慣を取り入れるのは自分再生になりますし、会社組織で行うと組織再生にもなるでしょう。そうしていますと、目標達成へと近づくことでしょう。
自分はどう成長できたか
元々、体を鍛えること、本を読むこと、仕事で毎日報連相することを習慣にしたいと思っておりましたが、なかなか習慣化できずに4年間悩み続けておりました。
筋トレや走ることも1週間続きますが、ある日ふと気が付いたらやっていない自分がいる。そんなことがよくありました。
この本に出会って、腕立て1回、本2ページ、一言仕事について上司に毎朝報連相する、この三つを始めました。
筋トレと読書は毎朝起きたらやる、報連相は出社したら上司にやるということを課題としましたら、自然と出来るようになりました。しんどい時でも腕立て1回以上はやりますし、本は最低2ページ以上、上司と毎朝コミュニケーションは続けることができています。
変化としましては、朝の目覚めが良くなり、生活習慣がだんだんと良くなっていきました。そうしているとだんだんと仕事もうまく回るようになり、何よりも少しずつ自信が付いてきました。
まずは小さく一歩を始めることの大切さ、継続していくうちに二歩目、三歩目とだんだん出るようになることを学びました。一番の教訓は自分が変えたいと思っている悪い習慣も小さな習慣の力を活用すれば、少しずつ変えることが出来るとうことです。