【書評】かもの法則 ―脳を変える究極の理論。ポジティブ思考が未来を明るくする
今回は西田文郎さんのかもの法則 ―脳を変える究極の理論について記載します。
本のあらすじ
この本は、なぜあなたの直観があたってしまうのか?ということについて、著者が解説し、より良い方向へと進むための思考方法を教えてくれます。
こうなったらいいかも、というプラスの直観は良い未来へとつながります。
逆に、駄目かも、出来ないかもというのは人生において大きな逆境を自ら引き寄せてしまうのです。
世の中の成功者と、多くのうまく行かない人を分けるのは、実はこの「かも」の使い方の差なのです。著者はこの発見を元にではどうしたよいのかという読者の問いに答えてくれます。
本を読んでの所感
私たちが日常生活で思う「かも」にフォーカスを当てた本です。
読書が好きな人は1時間もあれば読めると思います。
内容もいたってシンプルで分かりやすいです。
私自身、どうしてもネガティブ方向の「かも」を考えてしまうことが多いです。
おそらく人に比べて多いと思います。そのせいで必要以上に苦労を無駄に重ねてきたと思っています。
そのような私にとって本書は大きな気付きであったのです。
マイナスはマイナスを引き寄せてしまうという構造は、おそらく多くの人が感じていると思います。
その原因を平易な言葉で説明してくれているので助かりました。
本書はさらっと読めてしまうので、この本をとっかかりにして著者の他の本を読むというのもいいと思います。
自分はどう成長できたか
駄目「かも」、出来ない「かも」と思ってしまうことは、どうしようもありません。
それは著者もそう述べています。
大事なことは駄目かもの後に、でも出来る「かも」と付け足すことだといいます。
はじめはおまじないのように唱えるだけでいいのです。しかし、おまじないでもこれは効果を発揮します。
なぜならそのように心の中、あるいは声にして発音された段階で、脳みそは解決への糸口を無意識化に模索し始めるからです。
もしなにかを実現したいのなら、もちろん努力していることが当然です。
当然ですが、どうしても壁にぶつかることで、出来ない「かも」と思ってしまうのです。そして努力が無になってしまうのです。
だから、でも出来るかもと付け加えるだけで成功の確率が上がるのです。