ビジネス本書評ブログ−人生は読書量で決まる

ビジネス本の書評をブログに書いています。全記事「本のあらすじ」「本を読んでの所感」「自分はどう成長できたか」の3部構成で記載しているのが特徴です。

【書評】残り97%の脳の使い方。ポジティブなイメージで潜在意識を刺激

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今回は苫米地英人さんの残り97%の脳の使い方についてご紹介します。

 

 

本のあらすじ

残り97%の脳の使い方では人生を思い通りにするための2つの技術を紹介しています。

いずれも、最新の「機能脳科学」と「認知心理学」に基づいたものです。

 

1つ目が、他人を動かす技術です。

実際に洗脳するときにも使われており、ほとんど言葉を使わないで相手を無意識の内に説得させることができます。 

 

2つ目が、目標を達成する技術です。

できるだけ大きく、臨場感あふれる目標を掲げて潜在意識を刺激します。

つまり、アファーメーション(自分に対する肯定的な宣言、意思表示)を行ない、目標を実現するという技術です。

 

この2つの技術を学ぶことで、他人やもう1人の自分を動かすことができ、思い通りの人生を歩むことができるのです。

 

本を読んでの所感 

認知心理学で最も著名な日本人と言える苫米地英人の著作です。

 

この本を20回以上読み返すほど気に入っています。

その理由は、自分の人生を成功に導き、幸せな人生を過ごすために人の心の本質である潜在意識をどうコントロールすべきかについて記載されているからです。

さらに、この本では潜在意識のみならず、他人の心理をもコントロールする技術についても記載されています。

 

認知心理学上の専門用語やカタカナで英語の発音をする用語が多くて少し難しいですが、意味深い用語がとても多いです。

その専門用語の中でも特に意味深い用語を下記に記載します。

 

変性意識状態

言葉で表現された仮想の世界をあたかも現実の空間として意識している状態のことです。

言葉が非常に現実感、臨場感に満ちているためにそのよう感じるそうです。

 

トランス状態

変性意識状態の最も深い状態がトランス状態です。

ここまでくると、実際は仮想の世界にも拘わらず、全くの現実の空間のように意識してしまいます。

映画に没頭し、自分があたかもその映画の主人公でいるような状態です。

 

本の中では、分かりやすく事例を交えて解説されているのでじっくり読み込めば、誰にでも理解できます。

そして、最後の方では「実践!メンタル・トレーニング」と称した章で、具体的なメンタル・トレーニングの方法も紹介されています。

このトレーニングの内容もとても簡単で、誰でもすぐに実行可能な内容となっています。

今は一時的に行き詰っているけれど、何とかその状況を脱して自分の人生を思うように生きたい人にはぴったりの本です。 

 

 

 

自分はどう成長できたか

何か目標を達成しようとすると、自分1人の力だけでは達成できないことが多いと最近になって気がつきました。

 

その状況を打破するためには、潜在意識をコントロールする力と他の人の心も動かす力が必要です。

 

この本を読み返して、改めて自分の力量の限界を感じました。

そして、まずは内なる自分、潜在意識をどうやってコンロールすべきかを考え直すことから始めようと考えました。

 

悩みが不安があると悪いイメージが潜在意識にインプットされてしまうため、私は常にポジティブ&前向きに過ごしたいと思います。