ビジネス本書評ブログ−人生は読書量で決まる

ビジネス本の書評をブログに書いています。新社会人や学生のモチベーション向上に繋がればと考えています。

【書評】「超」文章法。脳と心を豊かにし、書く力を伸ばす

f:id:otsuyu25:20170702005438p:image

 

どうも、おつゆです。

今回は野口悠紀雄の「超」文章法をご紹介いたします。

 

 

 

本のあらすじ

「超」整理法「超」勉強法など数々の「超」シリーズ著書で、普段の生活から仕事、趣味まで様々なシーンの役立つ情報を与えてくれる野口悠紀雄。

 

「超」文章法は、そんな野口悠紀雄の書く力を伸ばす著書です。

 

どの様に書けば理想的な文章に近づけるのか・・・。

ここでは文章の構成方法からターゲティング、構想の練り方、そして肉付けの方法まで多彩な方法が紹介されています。

理想的な文章には細々した「化粧付け」も必要だが、何よりも元となるメッセージこそ肝要であると断言しています。

 

文章を書くことも、言葉を話すことも表現の一種に過ぎない。

だからこそ、「自分は何を伝えたいのか」、「誰に伝えたいのか」、「伝えた後にどうなって欲しいのか」、そうしたメッセージ、つまり「意思」が必要と説く。

文字を書く事の多いビジネスマン必携の一冊です。

 

本を読んでの所感

私たちは普段から仕事をするにあたってたくさんの文章と向き合っています。

発注書、同意書、報告書、契約書、管理表、設計書、提案書、タイムシートなど数え上げればきりがありません。

そして文章と密接に関わるビジネスだからこそ、私たちは「書く力」を常に求められているのです

 

巷では、よくこんな言葉が聞かれます。

 

優れた経営者に文章力に乏しい人はいない。

 

通常、文系と理系は区別されますが、利益を出して会社を存続させる事と、文章で言葉を表現する事は非常に近い関係にある事が分かります。

しかし、単に言葉をつらつらと書き連ねるだけが「文章力」とは言えません。

 

「超」文章法では、いかにして相手に自分のメッセージを伝えるのか、その奥深い技術を野口悠紀雄自信が伝授してくれます。

この書では、「何をどう伝えたいのか」というメッセージと、「誰に伝えたいのか」というターゲティングに多くのページが割かれています。なぜこんなに両者を重要視するのでしょうか。

 

それは、文章や言葉に関わらず、表現というのは「相手」が存在して始めて成り立つものだからだと思います。

何かを話したり、何かを書いたりする目的は相手に自分のメッセージを表現することです。

だからこそ主観的な表現だと相手には伝わりづらい。

この相手というものを意識する必要があるのです。

 

ビジネスでもまず自分たちが何をしたいのか、そして誰に対してどの様に我々のサービスや製品を使ってほしいのか、というメッセージとターゲティングが鍵を握ります。

もちろん日々の仕事の中でも見られます。

営業相手の商談、社内での調整、ミーティング、会議など人と接する場面ではどんな時も、相手を意識して何をどう伝えていくかが大切になるのです。

 

つまり「書く力」を伸ばすという事は、相手に対しての表現の仕方を知るという事に等しいのでしょう。

それは文章を書く事だけでなく、人と接する日常的な全ての事柄に通じていくのです。

 

 

 

自分はどう成長できたか

「超」文章法を読んで、仕事の場面で使う書類や表など文章と関わりのあるものの表現の仕方が変わりました。

自分が作成したものを読む人、その読み手の立場を考えるようになりました。

 

例えば、今までは、自分自信が納得する企画書を作り上司に報告をしていましたが、これがいかに自己満足だったかが分かったのです。

その後「上司は何を求めて企画書を私に任せたのか」と考えるようになると、自然と彼の周りの人間関係が浮かんできます。

 

この企画書を持っていく営業先、仕入れ先、更に報告をするための役員まで、この企画書一つで、上司と第三者、様々な関係が生み出されます。

まず企画書を読むその上司が最初の読み手ではあっても、実は最終の読み手は彼と対面する他の人なのです。

 

つまり、文章を作成する時は、この最終的な読み手まで意識して制作に取り掛からなければなりません。

文章の読み手を意識する事で、その人たちに対してどの様なメッセージを伝えればよいかが分かってきます。

これを意識する事で企画書の承認率がぐっと上昇しました。これには大変驚いたのを覚えています。

 

また、メッセージとターゲティングを意識する事、これが癖付いてくると、話し言葉やボディランゲージ、表情といった表現方法まで変化が現れます。

「書く力」を養う事は、それ以上に人間としての能力そのものの向上に役立つのだと知ったのです。