ビジネス本書評ブログ−人生は読書量で決まる

ビジネス本の書評をブログに書いています。全記事「本のあらすじ」「本を読んでの所感」「自分はどう成長できたか」の3部構成で記載しているのが特徴です。

【書評】手紙屋。働くことの意味に悩んだ方にオススメです

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今回は手紙屋について記載します。

 

 

本のあらすじ

学習塾を経営する著者。

生徒たちに対して、毎回授業を始める前に、人生にとって大切なことを教え続けていたそうです。その内容に感銘を受けたある生徒の一言をきっかけとして、ファンタジースタイルの自己啓発書を世の中に送り続けてきた著者の代表作の1つ。

 

就職活動に思い悩む大学生の諒太と「手紙屋」との10通の手紙のやりとりを描いた作品。お気に入りのカフェで、ある日偶然見かけた一枚のチラシから「手紙屋」とのやりとりを始めた諒太。

「手紙屋」との手紙のやりとりを積み重ねていく中で、働くことの意味、人生で大切なこと、情熱を持って生きることを深く考えるようになっていく様子に、読む側の心も動かされていきます。そして「手紙屋」との10通の文通を終えた諒太が出した結論とは…。さらには「手紙屋」の正体とは…。

 

本を読んでの所感

「働くことってどういうこと?」

就職活動を行っている学生であろうと、 あるいはその両親であろうと、 現在、社会に出て活躍しているビジネスパーソンであろうと、 この質問に対して明確に答ええることができる人が果たしてどのくらいいるだろうか。

 

近年、ワークライフバランスが大きく取り上げられる中、働くことの目的を、ただ単にお金を稼ぐためという風潮が強い今の時代。

一日の大半の時間を費やす仕事に対して、そんな思いで向き合うことはあまりにももったいない。

 

この本の中で出てくる10通の手紙のタイトルは以下の通り。

  1. 物々交換
  2. あなたの称号
  3. 天は自ら助くる者を助く
  4. 思い通りの人生を送る
  5. ある人の人生
  6. 自分に向いていることを探さない
  7. 急がば回れ
  8. あなたの成功は世界を変える
  9. 自分を磨き、行動する
  10. 人生の始まり

 

それでは、本文の中で紹介をされている内容の一部を具体的にみていきましょう。

 

企業が倒産することなく幸せに長生きをするためには「世の中の多くの人々から長期間にわたって必要とされ続けることが大切」。必要とされるからこそ、商品やサービスを購入頂けるしブランド価値も高まっていきますね。 この企業にとって大切なことが、実は個人であってもまったく同じだということ。なるほどどですね~。

 

 

 

自分が幸せに長生きをするためには、やはり「世の中の多くの人々から長期間にわたって必要とされ続けることが大切」。 そのためには、どんなことを意識して、どんな人生を歩んでいったらよいのか。本書を読み進める中で、知らず知らずのうちに自分事として受け止めている自分に気づきます。

 

話は変わりますが、英語を得意とする人が、将来は英語を使った仕事に就きたいと想い、一生懸命に英語の勉強に明け暮れる。こんな人を見かけることがありますよね。もしかしたらあなたもそんな1人かも知れません。

しかしただ単に英語ができる人は世の中にたくさんいる。そんな中で、世の中で必要とされている通訳とはどんな人かというと、仮に流ちょうな英語が話せなくとも、ある領域のことにつては専門知識が高い人だったり人間的な魅力にあふれている人だったりします。

 

このように、世の中の多くの人々から必要とされ続けるという視点を持つことで自分の生き方も大きく変わってくることになります。 このような切り口が10通の手紙の中にちりばめられています。

また一般的な自己啓発書は、やや硬い印象を受けてしまいますが、ファンタジー小説のようなストーリー展開となっていますので、あっという間に読み込めてしまうのも大きな特徴の1つですね。

 

自分はどう成長できたか

本書の中で、次のようなくだりがあります。

失敗した人は自分には才能がなかったと言うが、成功した人は才能があったとは言わず、ただ情熱を持って続けてきたからだ」 まさしく、自己啓発の学びの本質がこの1文に集約されています。

 

つまり意識を高めることがすべての原点であるということをこの本から学びました。 この視点を持てたことがきっかけとなり、その後、意識を高めるための学びの機会を増やすように心がけています

 

  • 意識を高める言葉にふれること。
  • 意識が高まる本を読むこと。
  • 意識の高い人々が集まるセミナーに参加すること。

 

このような場に参加してみると、意識を高めて行動につなげるためには、環境がいかに大切であるかが分かります。

自分がこれまで頑張っているつもりになっていたことも、意識の高い人々から見ると、努力の質と量が全然足りていないことに気づきます。そして意識の高い人と一緒にいることで以前よりも努力の質と量が格段に増しています。

 

会社での昇進や、資格試験に合格など、次第に結果もついてくるようになりました。 自分の子供も、もうしばらくすると就職活動をするようになります。 今回、父親から子どもへのプレゼントとしてこの本を手渡しました。 ぜひ子供にも素晴らしい人生を歩んで欲しいと思います!

 

 

【書評】稲盛和夫経営講演選集 リーダーのあるべき姿。飲み会で部下を知る

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今回は稲盛和夫さんのリーダーのあるべき姿について記載します。

 

 

本のあらすじ

京セラを立ち上げ、日本を代表する企業に育て上げ、その後KDDIを立ち上げ通信業界に革命を起こし、さらにはJALの再生のために老骨に鞭を打ち見事復活させた、稲盛和夫の講演録です。

 

企業をはじめとするあらゆるシーンでリーダーとして成功に導くためのノウハウが詰まった一冊となっています。

自分自身の成長のために行うべきこと、気持ちの持ち方、部下との関係など、まだ若く血気盛んな時代から、日本一の経営者となって以降までの筆者の考え方があますところなく記載されています。

 

固いビジネス書と違い、講演録であることから話し言葉で書かれており、ビジネス書初心者にも読みやすい作りになっています。

これからリーダーになろうとしている方、すでにリーダーとして活動している方にお勧めできる一冊です。

 

本を読んでの所感

戦後の貧しい時代から、バブル期、さらにバブルの崩壊後まで、常に第一線で戦ってきた稲盛和夫の考え方がよくわかる一冊でした。

 

特に講演録の体を取っているため、筆者の言いたいことがストレートに理解できたと思います。 現代社会では優しいリーダー、物分かりのいいリーダーが持て囃されることが多いですが、稲盛和夫をはじめとする戦後のリーダーの力強さこそがこの国を支えてきたのだと理解できました

 

部下に厳しく、それ以上に自分に厳しい筆者の生き方は理想であると同時に大変難しく、それを実行してきた筆者に対して尊敬の念を抱くとともに、いつか自分もそうありたいと強く心に感じました。

 

ただし、先に書いた通り、今の時代は物分かりのいいリーダーが持て囃される時代です。

実際に現在の職場で活かすためには参考にしつつも今の社会にあった形で実行すべきだと考えます。

 

一つ間違えるとパワハラとの批判やブラック企業とのレッテルが貼られる可能性もあるので注意が必要です。

ビジネス書全般に言えることでもあるが、書いている内容をそのまま実践するのではなく、そこに書いてある理念をしっかりと理解して、それを自分なりに活かすことが大事だと感じました。

 

 

 

自分はどう成長できたか

それまで部下からの評価を気にしすぎて抑えすぎていた自分に気づき、言うべきことは言う、やらせるべきことはやらせると言う姿勢を意識することで、逆に部下に信用されるようになったと感じることが増えてきました。

 

特に参考になったのは、部下とのアフターファイブの過ごし方です。

それまでは飲み会などは否定的な考え方がありましたが、稲盛和夫の経験を参考に、膝を詰めて対話をすることを心がけた結果、それまで知ることのできなかった部下の悩み、希望、夢などをしることができ、仕事の上での指導やスケジュール管理に役立てることができました

 

また、なにかのプロジェクトなどを手掛ける際にも目標の設定とそれに向かってメンバーが一体になることの重要性が説かれており、そのための方法論も参考になりました。

 

自分たちや自分たちの会社がトップを取るためには、私生活がある程度犠牲になることを改めて理解しましたが、重要なのは自分がもっとも犠牲を払い、先頭に立つことがだいじであり、それを実践するように心がけるとともに、飲み会などで理解した部下の考え方、私生活が最大限に守られるように調整することができるようになったと思います、

その結果、これまで以上に仕事の成果があがってきており、やはり稲盛和夫は現代ナンバーワンの経営者だと実感した。

 

 

【書評】世界のエリートはなぜこの基本を大事にするのか?実務に役立つ仕事術を学ぶ

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今回は世界のエリートはなぜこの基本を大事にするのか?について記載します。

 

 

本のあらすじ

この本は世界最高の投資銀行・ゴールドマンサックス、世界最高のコンサルティングファーム・マッキンゼーアンドカンパニー、世界最上級のビジネススクール・ハーバードビジネススクールという、グローバルビジネスの世界に一流のエリートを多数輩出している企業・スクールを経験した著者が、その時の経験を元に「世界のエリートは何を考え、どのように仕事をしているのか」を説くビジネス書です。

 

主な流れとしては、実際に上記のようなビジネスの世界の最前線での実体験を元に、そこから得た教訓を多くの業界・職種に適する内容にして読者に説くといった形になっています。

 

書内では「世界のエリートが実践している基本」を48のポイントに分けて紹介しています。

大まかに分類すると、

  • 対人関係
  • 自己研鑽
  • 時間管理
  • ホウレンソウ
  • プレゼン
  • グローバルな仕事での基本

が紹介されています。

 

本を読んでの所感

多くのサラリーマンにとって、実際の業務に役立つ知識・教訓が詰まった非常に良質なビジネス書だと思います。

世の中には多くのビジネス書がありますが、その中にはより広い読者に読んでもらう為に、曖昧な内容に終始してしまう本もあります。そして、そういった本は読んでいる最中は「なるほど」と思っても、実際の業務には反映しずらいものであったりもします。

 

しかしこの『世界のエリートはなぜこの基本を大事にするのか?』は、多くの業界・職種の人にとって実際の業務で活かす事が出来る教訓が詰まっていると思います。

タイトルに「基本」と入っているとおり、内容としてはビジネスマンとして持つべき基本的思考・姿勢が語られています。

 

一方で本書で語られている内容は決して「誰でもやってる当たり前の事」でもないと思います。その為、本書を読みながら改めて自分の仕事風景・仕事に対する思考や姿勢を思い出す事で、今まで気づいていなかった事や仕事の中で忘れてしまっていた基本を再確認する事が出来ます

 

例えば、本書内で触れられている事の一つに「読書術」があります。

本(または新聞等)を読みながら内容を考え、自分の考えを持つ。これは多くの人が無意識に行っている事だと思います。しかし本書ではより具体的に「読書を1時間したら、3時間その内容を考え、実際に要旨を書き出してみる」というやり方を勧めています。

たしかにこのやり方を行えば、読書で学んだ内容をより自分の頭の中に落とし込む事が出来ると思いますが、多くの人はそこまで時間をかけてやってはいないと思います。

 

このように、考えてみれば分かるような基本的な教訓でありながら、それを実践する事で他の人と決定的な差を作る事が出来る教えが本書には沢山詰まっています。

そして内容としても、細かな資料作成のコツからプライベートでの姿勢まで、幅広い教訓が載せられています。 著者のように実際にグローバルビジネスの最前線で働いている人はもとより、中小企業で働いている若手からベテランまで、幅広いビジネスマンにお勧め出来る本だと思います。

 

 

 

自分はどう成長できたか

この本を読む事で、今までの自分の仕事に対する姿勢を振り返り、考え直すきっかけになったと思います。

 

私は現在社会人6年目のビジネスマンで、若手から中堅へステップアップしようという年齢にいます。一方で、6年間仕事を続けてきた事でマンネリ化してしまっている部分も多分にあると感じていました。

そういった中で本書に出会い、実際のビジネスの現場の描写を交えながら語られる教訓はどれも説得力があり、「分かってはいたけど、目の前の仕事に追われて意識していなかった」「前は気を付けていたのに忘れてしまっていた」と思わせてくれる内容の教えが多数ありました。もちろん、新たに教わった教訓もありました。 そういった教訓を改めて自分の業務風景を思い出しながら胸に刻む事で、今後の仕事において大きなプラスになる事が多数あったと思います。

 

例えば時間管理です。

私は朝が苦手なタイプで、午前中は頭を使わないでいい仕業務をこなす傾向にありました。 しかしこの本では「朝はオフィスが比較的静かで周りにも声をかけられない。だから午前中に頭を使う仕事をすべき」と語られています。

これは非常に的を得た意見であり、実際に私の仕事風景を思い浮かべても、たしかに午前中のオフィスほど集中出来る環境はないだろうと納得出来ました。

 

このように本書では「実務に役立つ仕事術」が多数あり、今後自分の業務を改善して社会人として成長する為に役立つ内容であったと思います。

私の職場は著者が働いていたようなコンサルティング・金融の世界とは少し違う業界ですが、この本の教えを忘れず今後もキャリアアップしていきたいという意欲も湧きあがらせてくれた作品です。

 

 

【書評】「上京物語」僕の人生を変えた、父の五つの教え。

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今回は上京物語について記載します。

 

 

本のあらすじ

高校を卒業し、東京の大学に進学することが決まった裕輔。裕輔は上京する新幹線に乗る前に 父親から、本をもらう。その本は裕輔に伝えたいメッセージを父親なりにまとめて、ひとつの物語に したものだった。

 

その父親が書いた本の主人公の名は祐介。 裕輔は自分のことを連想しながら、祐介の物語を読む。そこには会社員として向上心を持ちながらも、 自分の理想を達成できない物語が描かれていた。

 

裕輔は読み終わってから、「父親は何を伝えたかったんだろう?」疑問に思う。

そして、父親からの手紙を見つけ、読み始める。 そこには祐介の物語を通して、お父さんが裕輔に伝えたかった5つの教えが書かれていた。 そして、その手紙の教えを胸に裕輔は大学生活を意味あるものにしようと決意する。

 

本を読んでの所感

この本は他の本と違い、構成が面白いです。

 

前半はお父さんが書いた本が文章として載っており、 その後、お父さんからの教えが書かれた手紙で文章として構成されています。 前半の祐介の物語の話もお父さんの独特の世界観が表現されており、新鮮な印象がありました。

 

裕輔と同様、違和感がありながらも、ハッピーエンドで終わらない物語にどこか自分を重ねながら読みました。

 

そこから後半のお父さんの5つの教えと3つの価値観の持ち方につながっていくのですが、 5つの教えは、一般的に思われている常識を破ることでした。

 

その常識は

  • 幸せは人との比較で決まる
  • 今ある安定が将来まで続く
  • 成功とはお金持ちになることだ
  • お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
  • 失敗しないように生きる

の5つと①時間を投資する②頭を鍛える③心を鍛える(前向きに生きる)の3つの価値観を持つ方法です。

 

これらの言葉は前半の祐介の物語になぞられて語られていくので、呼んでいる人にもすーっと言葉が入ってくるようになっています。 また、不器用な父親がメッセージとして伝えたかったことを本と手紙にして伝える手法は、 どこか感情移入しやすい構成になっており、読んでいる自分も当事者として、教えを受ける気持ちに自然となることができました。

 

自分はどう成長できたか

自分はこの本を読んでから、行動を変えることができました。

 

5つの教えの1つ目「幸せは人との比較で決まる」これを聞き、 幸せは人と比較するものではなく、自分のなかで見つけるものだと知ることができ、 日常生活で人と比較することをしなくなりました

 

そして2つ目の教え「今ある安定が将来まで続く」からは、自分が勝手に安定だと思っているものも、それは周りが根拠も無く安定だと思っているだけであり、その固定観念が自分に影響されているのだと知ることができました。

そこから、リスクを負うことが自分の人生の理想を叶えるためには必要で、安定だと思って何もしないことが一番のリスクだと考えることができるようになりました。

 

また、価値観を持つ3つの方法の1つ目「時間を投資する」では、 人がみな持っている財産「お金」ではなく、「時間」という言葉に 自分が投資できるものは時間であり、その時間を使って人生を豊かにできることを知ることができました

これら5つの教えと3つの価値観を知ることで、自分の考え方が変わり、 考え方が変わると、行動が変わり、 本を読む前は会社員として仕事をしていたのですが、今は個人事業主としても仕事にチャレンジするようになりました。

 

 

【書評】夢が勝手にかなう「気功」洗脳術。気功の本当の正体と習得方法がわかる

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今回は夢が勝手にかなう「気功」洗脳術について記載します。

 

 

 

本のあらすじ

著書の苫米地英人氏は脳機能学者として有名で、現在までおよそ200冊の著書を出している方です。

世界トップクラスの大学であるカーネギーメロン大学で研究活動を行い、脳科学のプロとして教育活動や世界的コーチであるルータイスと組んでコーチングを広める活動をしたり、さらには警察からの依頼でオウム信者の洗脳を解く脱洗脳も行った方です。

 

そんな苫米地氏はさらに子供の頃から仏教や気功に英才教育も受けており、チベット密教の阿闍梨の位も持ち、さらには田中角栄が日本に呼んだ中国の有名な気功師の弟子だったりもします。

 

この著書では、苫米地氏が自身の専門である脳機能学の観点から、気功とは立派な科学であり、その効果は計り知れないものであることを説明しています。さらに、それをうまく使うことで、人生を劇的に変化させることができる、その方法も解説しています。

 

本を読んでの所感

気功と聞くと、どうしても眉唾な感じがしてしまいますが、本書を読んでそんな考えは吹っ飛んでしまいました。

気功は現実に実際に存在するものであり、本物の気功師はそれを活用して、多くの人の病を本当に治療してきたのだということが納得できます。

さらに重要なのは、気功とは一部の天才だけが使えるものではないということです。

 

普通の人でも仕組みをちゃんと理解して、正しい方法で練習すれば気功が使えるようになるのです。本書の中ではその方法も具体的に書かれています。

 

本を読んでもらいたいので、具体的な内容はここでは記載いたしませんが、いわゆる丹田やらオーラやらと言ったスピリチュアルな方法ではありません。

苫米地氏は科学者です。しかも、理系の世界トップの大学で博士号を取るほどのエリートです。従いまして、抽象的でどうやったら良いのかよくわからないような方法を語っているわけではありません。

 

気功とは科学的に言うとこうこうこういうものであり、それを自分でもやるためにはまずはこれをこうしてと、とても分かりやすくかつ具体的に教えてくれます。

ちなみに、よく言われる手のひらから遠赤外線が出ていてそれが気功の正体だ、といった話ではありません。むしろ、これに関しては否定しています。気功の正体はもっと別のものなのです。

 

 

 

自分はどう成長できたか

この著書を読むと、気功が使えるようになります

怪しいと思いませんか?それは、気功とは何なのかを具体的に分かっていないからだと思います。私も実際そうでした。しかし、今は違います。

 

気功の正体を知りました。

スピリチュアルを信じない私にでも納得のできる内容でした。そして、気功が使えるようになりました。もちろん、病を気功で治すほどの先生方には遠く及ばないレベルです。しかし、このことを知らなかった以前と比べると劇的な変化と言えます。

そして、これは本書の確信に触れてしまうのですが、気功を使えるようになると自分自身の考え方、価値観、もっと心の奥底にある私自身を構成するものを、自由に書き換えることが出来るようになります。

 

これが本書の一番大事なところです。気功を使うことで、自分の行動を変えることができるのです。

つまり、夢に向かって走り出すことが、今までよりもずっと簡単になります

私にも叶えたい夢があります。その実現のために、毎日、この本で学んだ気功を使っています。眉唾なように聞こえるかもしれませんが、これは事実なのです。まずは、気功とは本当は何なのかについて知ることが大切です。私のように考え方も、その後の行動も大きく変わると思います。

 

【書評】モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには。楽しみながら仕事をする方法

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今回は本田直之さん、四角大輔さんのモバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるにはについて記載します。

 

 

 

本のあらすじ

現在、本田氏は日本とハワイ、四角氏は日本とニュージーランドを拠点に、仕事をしています。

 

2国間での活躍を実現させたのは、iPhoneなどに代表されるモバイルツール。

 

2人とも元々は会社員でした。そんな2人が、どんなプロセスを経て、どんな準備をしながら今の生活を可能にしたかを、2人分の人生の道のりを例にして解説された1冊

 

どうしたら、自分の好きなことを仕事にしていけるか?

それとのモバイルツールとの関わり、そして、「旅するように働き、生きる」ことの素敵さを説いた1冊でもあります。今までの会社勤めのスタイルとはまた違った、収入の得かたを、2人の最近の仕事のスタイルを例に、自由に働くスタイルを提唱しています。

 

本を読んでの所感

努力や個人のオリジナリティを試されるのは重々承知で、興味津々に楽しみながら読んでしまいました。

 

お二人の、ハワイやニュージーランドでの働き方が紹介されていたくだりでは、自分も異国に楽しく住んでいるかのような、ワクワクした思いでページをめくっていました。

この本はたまたま、世界を股にかける前提で書かれた本なのですが、日本国内でも広く活躍したい人や、または自分が手掛けるジャンルを広く多く仕事がしたい人にも勇気を与えてくれる1冊になると思います。

 

実は国は関係ないのかもしれません。

自分が本当はいやだと思う仕事に就いているのなら考え直して、なるべく自分が好きだと思えることやライフスタイルを大切に仕事を考えた方が、人生は楽しいのでは?みたいな趣旨には元気をもらいました。

 

本田さんや四角さんのスタイルはなかなか真似できるものではないですが、働くということに自由を掛け合わせた発想で将来について考える時、明るい未来の姿すら浮かびました

確かに、人生は生きてみれば思ったより短いものに感じるものでしょう。そして、会社に勤めれば1日あたりの拘束時間も大抵長い。だったら、楽しんで働いて生き続けた方が得ですよね。

 

 

 

自分はどう成長できたか

働くということについては、今まで、給料=我慢料というイメージが強かったです。

どんなことにも我慢強くなければ、社会人や勤め人としては失格なのではないか、という思いに長いこと苛まれ、それで自分を追い込んでいたことが長期間続いていました。

お金をもらう以上、ある程度は働く間の我慢はしないといけませんが、この本を読んで、我慢の度合いを減らしていく、そして、楽しみながら仕事をしていけるように仕向けていきたい、と思うようになりました

 

その、楽しみながら仕事をして豊かな人生を生きる知恵が書いてあるのがこの本なのです。

 

私は、生活の行動半径はとても狭いです。

しかし、「とても狭い」なりに、少しずつやってみたい形態の仕事、理想の働き方や人生を模索していきながら、少しずつ行動半径を広げていきたいと思います。まず、最近では「心の行動半径」が少しだけ広がったような気がします。

 

そういう暮らしなりに、本やインターネットを通じて、色んな地域の種類豊富な情報を得てこれからの自分の糧にしたいと思います。人生はたった一度きりだから、仕事さえも楽しむ方向に仕向けられる人間になりたいです。

 

【書評】東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法。実は最も効率の良い勉強?

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今回は東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法について記載します。

 

 

 

本のあらすじ

著者は、東大文科1類に現役で合格し、司法試験と国家公務員1種試験にも1発合格し、東大を首席で卒業されています。華麗なる経歴の方が書いた勉強法になります。

 

勉強が日本トップクラスにできる方ですら、本を一読しただけで丸暗記出来るわけではありません。ただ、読み方にもコツがあります。

 

平均して、同じ本を7回読んで、最後の方は推測して読むことが出来るまで続けるといったシンプルな勉強法が記載されております

最初の1,2回目は通常通り読み、3~5回目は後の展開を推測しながら読み、6~7回目は重要箇所を暗記するくらいまで読み込みます。

そうすることによって、試験勉強では重要な箇所が大体わかってくるのです。継続は力なり、ということです。

 

本を読んでの所感

日本最高クラスの試験に合格する方は一体どんな勉強法で対策されているのだろうか知りたくて、購入しました。ただ満遍なく繰り返し読むだけでなく、メリハリをつけて読むことの重要性を解いております。

 

特に3~5回目の後の展開を推測しながら読むということをやっていない方が多いのではないでしょうか?

記憶とは思い出した回数に比例する」のです。

 

活字を追っただけでは頭に入らないというのは、当たり前のことなのです。難しい試験になれば、マークシートのみならず、記述論述試験が問われます。その時に、記憶があいまいだと正確性を書いてしまいます。

 

100のあいまいな知識よりも、10の正確な知識の方が重要です。

いかに普段、いい加減で大雑把な勉強をしてきたかが身に染みてよく分かりました。また、このことは勉強のみならず、仕事特にプレゼンでも効果を発揮すると思います。プレゼンでシドロモドロになるのは準備不足と正しい記憶法をマスターしていないために起きてしまうのです。

複雑化した世の中だからこそ、ピンポイントで重要なポイントをつかみ取る大切さが分かりました

 

 

 

自分はどう成長できたか

この本を読んでから、とりあえず宅建やITパスポート試験に挑戦してみました

すると、以前よりもメリハリが効いた勉強をすることが出来るようになったようで、思っていたよりも短期間で合格することが出来ました。

 

また、ビジネス書を読むスピードも速くなったと思います。必要なのは、速読で眼を動かすスピードを鍛えるよりも、思い出す回数を増やすことだと思うようになりました。

 

いかに、少ない時間で記憶するか、現代社会にあっては誰しもが悩むところでしょう。

しかし、読書のコツをマスターしていれば、大衆の中から抜け出すことも可能です。

 

日本人は満遍なく中途半端に勉強することに慣れすぎです。

もっと物事を単純化し、ピンポイントでこなしたほうが成果は得られやすいのだと思いました。

 

まもなくAI社会がやってきますが、読書の大切さは変わらないと思います。勉強だけでなく仕事にも生かせる要素はたくさんあると思います。いかに、学び、いかに、社会に貢献するかが今後さらに重要となることでしょう。その時に、対策や方法論を持っていない人間は取り残されます。今のうちに準備しておきましょう。