【書評】 人生を変える一番シンプルな方法。簡単な問いで否定的な思考を解放!
今回は人生を変える一番シンプルな方法について記載します。
本のあらすじ
「思考が現実を引きつける」というのは自己啓発書でよく言われるところです。
しかし、努力によって思考を良いものに変えるというのは非常に難しいと感じる人が多いというのも事実です。
どうすればこのジレンマを解決できるのでしょうか。
それは変化を望む方向に実現するには、否定的な思考に伴う感情を「解放」することによって、思考はおのずと望ましい方向に変化するというアプローチが有効です。
本書はその方法を具体的に解説しています。
本を読んでの所感
日常生活において、いかに怒り、悲しみ、落ちこみ、慢心など様々な感情に翻弄されて生きているかを実感しました。
喜びというようなプラスの感情であってもそうです。 その感情というのをふつう人間は自分と取り違えてしまうのです。
このことによって必要以上に悩んだり、強欲にとらわれてしまうのです。
本書のメソッドを実践することで、感情を自分と切り離すことが出来ます。
あたかも握りしめていた鉛筆を手放すことが当たり前のように可能なように、怒りや悲しみの感情を手放す具体的な方法を学ぶことが出来ます。
その方法とは驚くほど簡単な自分への問いによってなされます。
- 今何を感じていますか?
- 出来るだけその感情を感じることができますか?
- 手放すことが出来ますか?
- いつ手放しますか?
シンプルで確実な方法だと思いました。
自分はどう成長できたか
例えば子供の様子を観察していると、気が付くことがあります。
数十秒前にはカンカンに起こって友達と絶交していたのに、今は喜びにあふれて大笑いをしている、親に怒られてしゅんとしているのもつかの間、すぐに元気を取り戻して新しいイタズラを試みようとしている、などといったことです。
なぜこのように「今」を生きることが出来るのか。
それは子供たちは自然に感情と付き合うことを会得しているからなのです。
大人になるにしたがってその能力を失ってしまうのです。
そして最終的に感情が自分と錯覚し始めるのです。
この根本的な構造に気が付くことは非常に私の成長に役立ちました。誰もこのようなことを教えてくれなかったことが実にいぶかしく感じられます。
【書評】ものの見方検定。新しい視点で人生を見直す
今回は ひすい こたろうさんのものの見方検定について記載します。
本のあらすじ
自分の身の回りで起こること全てをこんな感じに見ることができれば人生が大きく変わるのではないかと、私に教えてくれた本です。
起こる出来事、目に見える光景、触れた物体の全ての角度を変えて見ることができれば、人生における悩みや不安は思っているほど大したことないと前向きに考えることができるため、新しい視点で人生を見直したい方にオススメの1冊だと思いました。
本を読んでの所感
この本を読んで柔軟になることの大切さや起きることに関して一喜一憂してはいけないことの大切さを知ることができました。
悲劇に思える出来事も角度を変えて見れば喜劇にすることも出来ますし、そもそも悲観する必要がないことも分かりました。
特に一番強く印象に残っているのが「起きることすべては最高だ」という風にとらえることです。
その時は起きた出来事に対して悲観してしまっても、後にその出来事が自分にとってプラスに変わることが多々あります。
それなら悩んだり困ったりした時に「起きることはすべて最高」だと考えるようにし、プラスに変わることを増やす努力をしたいと思いました。
あらゆる事柄の角度を変えて見ることは大切だと思わせてくれた本です。
自分はどう成長できたか
それまでは起きたことに対して喜んだり困ったりと一喜一憂していた部分が多かったのですが、それを抑えるようになりました。
また、ものの見方も代わり、視野を広げて見る癖が強くなり、選択肢を多く持たせるような見方が出来るようになりました。
交渉を伴う仕事の際にはこのスキルはとても役に立ち、これまで以上に成績を上げることに成功したので、この本による成長度合いは比較的大きいと感じました。
まだ私に足りないものは柔軟性なので、そこを増やしているいけるように努めたいと思います。
そのためにも「起きることすべては最高だ」と考えながら生活していきたいと思います。
【書評】金言ねこあつめ。可愛い猫の三コマ漫画でポジティブになれる
今回はつきみゆいさんの金言ねこあつめについて記載します。
本のあらすじ
1900万ダウンロードを超えた、大人気のアプリ「ねこあつめ」。
そこに登場する数々の可愛い猫たちが、三コマ漫画で帰ってきました。
猫達が伝えるのは、人生のなかで迷った時にこころにしみる言葉の数々。
過去の偉人たちの発掘した金言を猫達のゆるく可愛いしぐさで訴えかけます。
三コマ漫画に、思わず「ああ、なるほど」と言いたくなるのは、猫という生き物が無意識に、偉人たちの到達した境地に達しているからかもしれません。
本を読んでの所感
アプリ「ねこあつめ」が大好きな人には勿論おすすめですが、アプリを知らない人でも「自己啓発系の本を読みたいけど文字が多くて疲れそうなのは嫌だ」という方でもスラスラ読めちゃう本だと思いました。
まん丸の猫たちの寝転んだり佇んでいたりする姿に偉人の言葉や金言が添えられるだけで、なぜか日常で忘れがちな大切な思い、考え抜かれた叡智を感じます。
また、三コマ漫画のシメに、その金言をのこした偉人の簡単な紹介が載っているのも勉強になります。
肩ひじ張らずに哲学者や功績をのこした人たちの生きざまを表す言葉に触れることが出来て、ついでに猫にも癒されるため、一石二鳥な一冊だと思います。
「今なんだか焦ってるな・・・」「自分を見つめ直したいな」というときに読み返したい本です。
自分はどう成長できたか
「ねこあつめ」のねこのキャラクターたちの特徴は、まん丸でさほど表情が変わらないことです。
猫達ののんびりしている姿と自分を照らし合わせて、「自分はそうできているのか」「見ているだけでほのぼのとした気持ちにさせられる生き方をしているのか」と、考えさせられました。
例えば、フランスの作家モーパッサンの言葉「才能とは、根気強さのことである」というのを、猫が猫じゃらしを捕まえ続けて、ぶらさがっている三コマ漫画で表現されていました。
仕事への向き不向きや才能のなさに悩んだときに、それでも根気強く考え続けることややり続けることが大切だと感じて、もう少し粘ってみようと考え直すことができました。
特に仕事との距離感を、今までよりほんのちょっと心地よく開けてくれたように思います。
【書評】1年で100万円貯められる ゆる貯め家計。この一冊でお金の不安から解消される
今回は横山光昭さんの1年で100万円貯められる ゆる貯め家計について記載いたします。
本のあらすじ
お金が貯まらない。
子育て、保険、交際費、人生には様々なことにお金がかかります。
毎月貯金に回らず、赤字ばかり続くのは、お金の使い方が悪いのか、それとも…?
「お金の使い方のムダを検証する」「家計簿の上手なつけかた」など、ゆる~く家計を見直しながら、貯金ゼロから一年間で100万円貯められるように、お金との付き合い方を可愛いマスコットキャラ「ふくにゃん」のアドバイスの元、考える本です。
コミック形式、フルカラーなのでどこからでも読みやすい一冊です。
本を読んでの所感
将来不安なことがたくさんあります。
そのため、家計を見直して未来の子どものために、自分たちの老後のために少しでも貯金を増やしたいところです。
お金との付き合い方がよくわからず、節約モードになると節約しすぎてストレスがたまりドカッと使ってしまう…、そんな私が本屋さんで見つけたこの本は、まずフルカラーで、可愛い猫のマスコットキャラにひかれました。
自分がどのタイプのお金の使い方をしているか、どこを改善すれば貯蓄できるようになるのかが、かわいいイラストで一目瞭然になっており、せかせかした気持ちでお金に向き合わずに楽しく家計について勉強になります。
「ゆる貯め」というタイトルにあるように、けして無理なく生活を楽しみながら貯蓄していくコツを詳しく書かれていて、とても参考になります。
自分はどう成長できたか
貯金するにはただ出費をおさえればよいというものではないということがわかりました。
私は出費をひかえ節約すると、本当に欲しいものを買わなかったストレスで、節約はできても満足度が下がり、結局たくさん購入してしまいます。
この本を読んで自分がどういう原因で貯金できないタイプかを分析できました。
例えば、1万円の本当に好みで欲しい服と、2000円でまぁまぁ好みの服があるとします。
1万円の服を買わずに我慢しても、2000円の本当に欲しくはない服では満足度が少ないので大切にできず、他の服をさらに購入して出費する・・・。
そこで、一時的な出費よりも満足度を優先しようと考えるようになりました。
それにより買い足しに行く機会が減り、結局節約、貯蓄できるうえに、生活の満足度が上がり、お金の使い方で少し成長できたように感じています。
【書評】社会科学の方法。文系の学問にも「法則」は存在する。
今回はマックス・ウェーバーの社会科学の方法について記載します。
本のあらすじ
この本は、知る人ぞ知る、マックス・ウェーバーの書いた古典的名著です。
社会科学というと普通、社会学や経済学などの社会を研究対象とする学問を指しますが、この本では歴史学などの人間の営みを研究対象とする学問(人文科学)も念頭にあるようです。
著者によれば社会科学で重要なのは、個人的ではない社会的あるいはその時代のものの見方や価値観であり、これを「文化意義」とよんでいます。
そしてその文化意義によって、さまざまなものごとを結びつけて一つにまとめたものを「理念型」といいます。
この理念型をつくり上げていくことこそが、どうやら社会科学の方法らしいのです。
本を読んでの所感
この本を読むまでは、よくいわれているように「理系の学問と文系の学問に共通性はない」とか「理系の学問は考えて整理する体系的なものだが、文系の学問は単なる暗記もので断片的なものだ」と思っていました。
しかしこの本を読んだとき、その考えは一変したのです。
私は現在、人文科学のなかにもなんらかの規則性があるのではないかと思い勉強をしています。
そのきっかけの一つとなったのが、いま紹介しているこの本だったのです。
ところが、著者もいっているように結局のところ、社会科学には自然科学のような法則は存在しません。
自然科学が法則をつくり上げていくのと同じように、社会科学では理念型をつくり上げていきます。
しかしながら、理念型はいつどこにでもあてはまるような法則ではありません。
時代や社会に制約されたものです。方法はあるが法則はない、というわけです。
自分はどう成長できたか
しかしついに、ある意味での法則性を発見することができました(ここが自分の成長ポイントです)。
規則性を持っていると私が考えたのは、理念型ではありませんでした。
かといって文化意義のほうでもありません。文化意義を使って理念型をつくり出すことじたいに、規則性があるような気がしたのです。
私の考えた例を使って説明してみます。
文化意義を日本の江戸時代の考え方だとしましょう。
そしてこの考え方によって、鎖国とキリスト教を結びつけるとします。すると、鎖国によって禁じられたキリスト教、といった一つの理念型がつくられるというわけです。
しかしまだ課題も残っています。
この理念型をどうやってつくったのか、そのつくりかたにはたしてどんな規則性があるのか、という二点です。
つくりかたそのものをとくに意識してつくったわけではありませんでした。
したがってつくりかたを意識してつくり出せたときこそ、自分が本当に成長したときだと思います。
【書評】GRIT やりぬく力。情熱と努力が続かない人必見
今回はリンダ・キャプランのGRIT やり抜く力について記載します。
本のあらすじ
人生において成功をつかむためには何が必要なのでしょうか。
生まれもった才能と答える人もいると思いますが、GRITの考え方はその考えを真っ向から否定します。
GRITの考え方には物事に対する情熱をもち目的を成し遂げるために粘り強く努力すること、またさらに、それを継続させることによって成功を掴み取ることができるという哲学があります。
それを実際にアメリカのとある学校で調査した結果、GRITの要素を兼ね備えた生徒が成績優秀者である確率が極めて高いという結果が出ています。
この本ではGRITの考え方を様々な調査例と照らし合わせながら解説しております。
本を読んでの所感
普段何かにチャレンジしていく上で壁に当たることがあると思います。そこで踏ん張りが利かずに諦めていく人が後を絶ちません。
しかしながら成功している人というのは、大概努力し続けています。
一度挫折しても腐らず努力し続ける人が結果を手繰り寄せるのです。
チャレンジし続ける人というのは失敗を積み重ねることを躊躇しません。失敗から学べることが貴重であることがわかっているからです。
確かに生まれ持った才能というのは人それぞれ違います。
ただし、その才能を生かすかどうかも自分自身にかかっていますし、努力しない限り才能が開花されるということはありません。
自分で粘り強く考えて行動する能力というのはその人次第で身につけられます。人生がどうなるかはその人次第であるといえます。
自分はどう成長できたか
本を読む前から何かを成し遂げるためには根性が大事だと考えていました。
GRITを読んで自分の考え方により確信を持ちましたし、さらにチャレンジ精神を持っていろんなことに取り組もうと思いました。
何かうまくいかないとき、挫折を味わったときに、他人のせいではなく自分の情熱と努力が足りないと確信するようになりました。
実際に、私は平凡な人間だと思っています。多くの挫折も味わってきました。
しかし、諦めずに努力を続けてきた結果報われたことも多くありました。
才能がなくても何かを成し遂げることができた経験というのは大きなことだと感じています。
GRITを読むことで今さらに攻めの姿勢でチャレンジするようになりましたし、簡単に諦めないことをより意識するようになりました。
【書評】さりげなく人を動かすスゴイ!話し方。仕事も円滑になる
今回は山崎拓也さんのさりげなく人を動かすスゴイ!話し方について記載します。
本のあらすじ
人と会話をするのが苦手な人はどうすればいいのかやこういう時にどのように対応すればいいかなど、著者の山﨑拓巳さんなりの考えが詰まった1冊になっていています。
特に、相手を落とすキラーフレーズはどれも参考になります。
著者の山﨑拓巳さんとその周囲にいる方々との交流からわかったコミュニケーションの方法が書かれていて、実際の経験を如実に表現しているので読みやすいです。
彼女にこう言われたら、社長にこう言われた、友達にこう言われたらなど様々なシチュエーションの話し方がつまった1冊です。
本を読んでの所感
最近、コミュニケーションに困っていたのでこの本はとても参考になりました。
特に、様々なシチュエーションや相手とのやりとりでの経験が記載されているので、多種多様な話し方をマスターできる本だと思いました。
著者の山﨑拓巳さんが以前出版されていた「やる気のスイッチ」と連結していると感じました。私的にはこちらを読んでから「やる気のスイッチ」を実践する方がいいと思います。
話し方も学べますが、それ以上に相手の発言から考えていることを読み解いたりなど、心理的な部分も学ぶことができるため、多種多様に勉強することができるビジネス書となっています。
ちょっと何かで悩んでいる方などにはおススメできますし、営業のお仕事にも活かせそうです。
自分はどう成長できたか
主に相手にアポイントメントを取るお仕事をしていた私としては、「こう言われたらどうしよう」や「こう言われた時の対応はどうしたらいいのだろう」と悩んでいたのですが、その悩みが消えました。
この本は、参考となるシチュエーションが多々記載されています。
言い返しのセリフや相手がどう考えているかなどが少しずつ分かるようになったため、アポイントメントを取る時の段取りがスムーズになり、恐怖心もなくなりました。
同時に仕事も円滑に進められるようになり、コミュニケーションも向上したと感じています。